犬養孝萬葉かるた
価格:2,550円
内容:昭和24年、大阪市住吉区粉浜の犬養孝先生宅に集まった、旧制大阪高等学校生や樟蔭の女学生たちのために、犬養先生が万葉集から百首を選び、かるたを作った。
敗戦後の物資のない時代、紙も貴重品で、かるたの台紙に使ったのがタバコの空き箱。ヘビースモーカーだった犬養先生愛飲の「光」と、生徒が吸った「憩」の空き箱を二重に張り合わせて作られたオリジナル。
読み札にはふり仮名を付け、取り札は下二句をひらがなで、先生が丁寧に書かれた。以来、犬養家のお正月は、生徒や卒業生が集まり、楽しい新年会の最後には、萬葉かるたで遊び、その後、ぜんざいのふるまいが恒例の行事となった。その復刻版を制作した。万葉歌読み下し小冊子付き。
犬養孝揮毫の万葉歌碑探訪
品名:犬養孝揮毫の万葉歌碑探訪
著者:犬養孝・山内英正
出版社:和泉書院
価格:2,750円
内容:犬養孝揮毫の万葉歌碑は、昭和41年11月12日に犬養先生の還暦記念にと、阪大の教え子らが甘樫丘に建てたのが始まりである。よってこれは単なる記念碑ではない。甘樫丘にホテル建設計画が持ち上がり、この開発の防波堤として立てられたのが本来の目的である。しかし、犬養先生はこの歌碑建立計画を固辞されていた。自分の文字が入った歌碑が人目に触れる場所に立つことをはばかられたのだ。しかし教え子らの熱心な思いに根負けされ、第1号歌碑が立つことになった。その後ホテル建設の話は中止となり、犬養孝揮毫の万葉歌碑が万葉故地を乱開発の手から守る防波堤となったことが証明された。その後、全国の万葉故地に歌碑が建立され、犬養先生が亡くなられた後も増え続け、現在141基となっている。犬養万葉歌碑が立つ場所は、ほとんど人気のない風光明媚な万葉故地に立つ。この本は持ち歩くには重くて大きいが、ご利用頂き多くの皆様に犬養孝揮毫の万葉歌碑を訪ねていただきたいと願っている。犬養万葉歌碑137基が歌碑の写真とともに、所在地・解説などが解りやすく示されている。
万葉の旅 上・中・下
品名:万葉の旅 上・中・下
著者:犬養孝
出版社:平凡社
発行日:
価格:各1,320円
在庫:あり
内容:犬養孝が全国の万葉故地を踏破した記録「万葉の旅」は万葉ファンのバイブルとして好評を得ました。犬養先生は取材ノートから原稿を起こすと、奥様にまず読んでいただき、解りにくいところはないか確認をされ、それを繰り返しておられました。道理で解りやすく、たくさんのみなさまに受け入れられていることが納得できます。取材を始めたのは1960年。初版は1964年に発行されました。その後大規模な市町村合併などで土地の名が変わってしまい、「万葉の旅」に記された場所が判らなくなるなどがありましが、2003年11月に改訂版が出版された。現在も好評を得ている。上巻は大和編。中巻は近畿・東海・東国。下巻は山陽・四国・九州・山陰・北陸