③取材あれこれ

4月1日の新元号「令和」決定直後から、たくさんの取材を頂きました。記録のために列挙しておきたいと思います。

テレビ、ラジオでは即日

①RKB福岡毎日放送ラジオ 16時オンタイム出演

②日本テレビ「ミヤネ屋」14時オンタイム出演

③テレビ朝日「羽鳥モーニングショー」ボードで翌日吹き出し出演

④関西テレビ「報道ランナー」取材はしたが、オンエアーに間に合わず没。

新聞では当日取材ラッシュのあと4月2日版として

①朝日新聞(朝刊)

②日刊スポーツ

③スポーツ報知

④奈良新聞(朝刊)

⑤4月3日 産経新聞(朝刊)

雑誌

①関西ウオーカー(kadokawa)4月24日~5月7日号「万葉集ゆかりの地」

②女性自身(光文社)6月18日号「令和に行きたい万葉集の旅」

③一個人(KKベストセラーズ)2019年7月号「令和の時代に知りたい!万葉集と古事記入門

④ノジュール(JTBパブリッシング)2019年7月号「万葉集を旅する」

⑤サライ(小学館)2019年8月号「万葉集を旅する」

関連で出版されたもの

①万葉集を書いて学ぶペン字練習帳(犬養孝『わたしの万葉百首』より)2019年5月30日リニューアル再販

②万葉集を歩く: 犬養孝がたずねた風景 (平凡社コロナ・ブックス)

『万葉集』が注目されましたが、犬養万葉記念館の存在、犬養孝先生についての関心が高まったことは、本当にうれしいことでした。加えて、館長である岡本にも「犬養先生との思い出」や、岡本の活動(万葉うたがたり)などの取材も受けたこと、また、私たちのバイブルともいえる『万葉の旅全3巻』があらためて新聞紙上で紹介されたことなど、数々の喜びが重なった「令和」でした。

 

②「館長がんばる!」

4月1日以降、記念館の来館者も増え、「令和」の意味、出典の万葉集の表記箇所、「梅花の宴とは」などなどと・・・取材も含め、来館者から具体的なお尋ねも多くあり、出勤時間が多くなりました。そして、ささやかですが中央のガラスケースで「新元号と梅花の宴の序文」に関わる展示を開始しました。日本で元号が始まったのが、飛鳥時代からということで、明日香村では新元号となった5月1日に地元の書道家の鈴木葩光先生が書かれたいくつかの元号の揮毫披露がなされました。第1号の大化から始まり、令和は248番目です。4月1日以降『万葉集』の注目度が急速に高まり、岡本館長も「令和」だけでなく、万葉集についてなどの講演依頼も多く、光栄やら恐縮の極みでした。日々楽しく「犬養万葉」を語る私ですが、今年はもはや犬養万葉記念館館長としての肩書で「信頼」を頂いたようです。4月以降数えてみますと、年内で14回、そして来年の予定も含めるとあと3回の講演予定があり、通常の万葉講座を含めると「よく話をした!」という印象です。私の一方通行だったかもわかりませんが、各地で「犬養万葉記念館」を紹介できたことは大きな収穫でした。また、今回初めて「東京」遠征の機会も頂き、移動や時間的やりくりは大変ですが、それでも活動範囲が広くなったことは思いがけずありがたいことでした。

「犬養万葉」を旗印に、クラブツーリズムのご協力で遣新羅使人らの足跡の残る壱岐島の「壱岐市」の令和記念万葉の旅にも参加させて頂いたり、橿原市の令和フォーラムでは「大伴旅人のゆかりの土地を巡る万葉バスの旅」の引率をさせて頂いたり、本当に責任ある貴重な機会に恵まれました。ひたすら相手に迷惑をかけることのないように健康管理だけは気を配りました。といってもよく寝ることくらいでしたが・・・。私の役目は措定管理者として、犬養万葉記念館を守っていくことが使命と思っておりましたが、新時代「令和」という元号がまさに幸せをもたらす明日香風となって記念館を吹き抜けました。国内だけでなく、世界中の人が、国書『万葉集』に対して関心を持ち、理解を深めようとしてくれています。私たちにはあらためて『万葉集』「大伴旅人」を通して日本人の偉大さ、誇りを感じさせてくれました。そして何といっても犬養先生が生涯を通して広く万民に魅力を語ってこられた『万葉集』は、まさに今言葉の力を発揮して「令和」を言祝ぐことでしょう。

今こそ館長踏ん張る!の時。引き続き犬養万葉記念館からの発信を続けてまいります! 3回目は取材あれこれです!

令和元年を振り返って①

2019年がスタートした時に、私にとっては平成時代が31年で終わり、新天皇の新たな時代が始まることくらいの認識でした。犬養万葉記念館にとっても激動の年となったきっかけは、元号発表のその4月1日が犬養孝先生のお誕生日であったという偶然からでした。国書『万葉集』から考案された元号ということで、がぜん『万葉集』が注目を浴びることになりました。

私どもの施設、犬養万葉記念館が「万葉」のつく館であったことで、新聞、テレビ、ラジオをはじめ、数多くの取材を受け、明日香村の犬養万葉記念館も注目を浴びましたが、「4月1日」は今も毎年西宮市の犬養先生のお住まいであった久寿川小舎(とおっしゃっていました)に犬養ゼミの甲南女子大生OBが集合する日で私も行っておりました。偶然とはいえ、犬養先生の御霊さまの前で取材を受けたことも、犬養先生も同席してくださっていたようで、望外の喜びでした。

犬養先生の著書も、現行では記念館で『万葉の旅全3巻』と歌碑本を販売するのみでしたが、秋には平凡社から『万葉集を歩く 犬養孝がたずねた風景』という新刊書も出版され、レジェンドの学者犬養孝先生をあらためてご紹介できる機会となったことも思いがけないことでしたが、今年の締めくくりにはビッグニュースのプレゼントがありました。12月28日の朝日新聞の夕刊で西日本の広域に「万葉学者 現地主義にじむ書簡」として、昭和10年代に書かれた書簡約40点が見つかったことの記事の掲載です。犬養先生の筆まめは有名でしたが、戦前の書簡の存在は珍しく、また戦前の台北高等学校勤務の頃も現地台湾から文通され交流を続けておられた田邉幸雄氏との関係も含めて、新たな犬養先生の側面をうかがい知る貴重な書簡が、第二次世界大戦で焼失もせず、犬養先生のご存命中には封印されていたわけで、令和という記念すべき年に発見されたことの奇遇を思わずにはいられませんでした。田邉幸雄氏は東京大学の5年後輩とか、犬養先生とは連名で笠金村・高市黒人の本を出しておられます。記念館蔵書にもその他『初期万葉の世界』と『万葉集東歌』という著書があり、私も知識として存じ上げていた万葉学者でした。残念ながら昭和38年に50代後半で逝去されており、田邉先生もお元気ならば私たちの犬養先生との思い出の中にきっと存在された方であったに違いありません。

この1年、世間が「令和」「万葉ブーム」で沸く中、逝去されてから20年以上も経った今も、私たちの心の中に輝き続けてくださる犬養先生。犬養先生のたましひはこれからも「いろんな形で」永遠に私たちを導いてくださることでしょう。②では、「館長がんばる!」の巻です。

 

きょうは七夕💕

チケットも早々に完売し、2ステージとなった井上真実さんの「篠笛の響きコンサート」。

朝から雨!の天気予報も覆し、翌日の夜空を期待できる佳き日となりました。

オファーの時期に合わせて「織姫の恋」というメルヘンな映像と山上憶良の万葉歌がベースとなった篠笛演奏。とてもわかりやすく、また繊細で格調のある演奏空間はまさに令和の引用序文にある「言を一室のうちに忘れ・・・」状態。井上さん、素晴らしい演奏を本当にありがとうございました。

犬養万葉記念館で自慢の「万葉発信」となりました。精力的に万葉歌を作曲、演奏を続けておられる井上さん。館長の岡本も「歌は心の音楽」と、万葉うたがたりを本来の活動としておりますので、大いに刺激となりました。

その他、なつかしい抒情歌曲に癒され、「七夕」「初秋」をテーマに演奏くださいました。明日香村の伝承芸能保存会の南無天踊りのお囃子は篠笛が中心です。庶民の馴染んだ名曲や、祭事の音楽、そしてオリジナルのアコースティックな旋律まで、いろんな表情を持つ「篠笛」をあらためて意識するよい機会でした。

また是非万葉発信企画をお願いしたいです。今夜こそひこ星が織姫のもとへ訪ねることができますよう、素晴らしい夜空でありますように・・・。

6月27日の読売新聞朝刊に味真野の犬養万葉歌碑記事が掲載されました。

新元号「令和」のおかげで、全国的に「万葉が燃えている」状況です。北陸地方も福井県・石川県・富山県の新聞社が連携し「万葉企画」として、「北陸大紀行 万葉集」を連載中です。本日⑧で岡本館長も取材協力をした越前市の万葉故地「味真野」をご紹介いただきました。現地で岡本館長と一緒に散策してくださった大川記者も記事を書かれるにあたって、自身で現地を歩かれ、取材が目的であった「万葉歌」が、心に残るドラマとして受け止めてくださり、ハートフルな文章で表現してくださったことに心から感謝です。犬養先生の思い出も書いて頂き、それを懐かしんで喜んでくださった方もありました。大川記者が今回をきっかけに万葉集に興味が出てきたとも・・・。うれしい限りです。

さて、越前、味真野に続く次の万葉特集は何でしょう。楽しみです。大川さん、本当にありがとうございました!

 

ムジークフェストなら2019、ピアノコンサートが開催されました♪

2019年も、ムジークフェストならの会場として、スタートして3日目に奈良県主催のピアノコンサートを開催いたしました。今年は奈良県在住の女性ピアニスト三木康子さん。

演奏プログラムは、ショパン、ベートーベンの著名曲と三木さんの師匠の尾高先生の現代曲。

ショパン作曲 バラード 第1番 ト短調 作品23
ショパン作曲 12の練習曲 作品25より 第1番「エオリアンハープ」、第7番、第11番「木枯らし」
尾高惇忠作曲 ピアノのためのバラード 第1番
ベートーヴェン作曲 ピアノ・ソナタ 第23番 ヘ短調 作品57「熱情」

華奢な指先からの「音色」がとてもきれいで、記念館のピアノも「弾き手」でいろんな表情を見せてくれることが面白いです。

「ピアノコンサート会場」として県指定を受けておりますが、今回は貴重な抽選整理券をゲットされたにもかかわらず、欠席された方が多かったのが残念でした。定員の名簿がありましたので、たまたま記念館に立ち寄られ、聴いて帰りたいと言われた方、偶然居合わせた方のご希望をお断りしたことが、結果的に悔いが残ります。

三木さんにも申し訳なかったと思います。

ただ、この素晴らしい演奏のひとときに与れた方々は、感動をもってお帰りになったことと思いますので、やはり機会は逃してはいけないということですね。(笑)

コンサートで初めて来てくださった方もあり、展示も見て頂き「令和」で注目を集めた犬養万葉記念館であることを認識して頂けたことはうれしいことでした。

三木さんのパワーの源は「お肉」と伺いました。なるほど!!!です。素敵な演奏会に感謝いたします。

「令和」を言祝ぐ

5月1日に届いた「結び松」。

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橋本万葉の会の創設者、奥村浩章さんからのお祝いの品です。「有間皇子の歌「岩代の浜松が枝を引き結び真幸くあらばまた還り見む」にあるように、古代は松の枝の端を結び、生命の安全、多幸を祈ったそうです。そこで世界唯一の元号が続く日本の文化の高さを祝して結び松を作りましたので、お送りします。」とメッセージが添えてありました。縁起の良い「松」の木。この姿はまさに芸術です!

 

 

 

 

 

 

 

昨日、記念館で開催されました「新元号を言祝ぎ、書でしたためる」イベントで、万葉書道家、鈴木葩光さんが書かれた作品、飛鳥時代の「大化」をはじめとして、「令和」を含めて5枚を展示いたしております。
連休期間も後半に入り、明日香散策が増えてきました。ぜひごらん頂きたいです。

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「萬葉は青春のいのち」記念碑がリニューアルしました!

平成12年に建立された犬養万葉記念館の新たな万葉ファンへのメッセージとして、玄関横に設置された犬養先生揮毫の碑。

長年の月日と共に、石の風化も進み、周辺が欠けてくるようになりました。今後のことも踏まえて、犬養万葉記念館に協力する会と相談を重ねた結果、費用は掛かりましたが犬養万葉記念館のシンボルとして存在価値の高い大事な碑ですので、大英断の上、修復することを決めました。

気がつかれた方もあるかもしれませんが、若菜祭の行事を終え、後日修復作業に入りました。そして「令和」の時代を迎える前に工事も終了し、皆様にご報告をさせていただくことをうれしく思います。今回は犬養万葉記念館の庭にあるやまぶき碑と同様、碑面を一定に削り整えて、その上から文字を彫り込む形の碑に生まれ変わりました。かえって以前より文字面が大きく感じられます。お立ち寄りの時には、改めてリニューアルしたシンボル碑とご対面いただきたいと思います。(平成31年4月26日修復)

平成31年4月1日 新元号の発表に当たり

きょうはいよいよ即位される新天皇の「新元号」が発表されました。折しも、きょうは明治40年4月1日がお誕生日の犬養孝先生を偲んで、甲南女子大生の有志が犬養宅で集う日でもありました。私は車で移動中に新元号を知りましたが、「令和」という年号の典拠が『万葉集』であったことから、直後から次々と私の携帯に連絡が入り始めました。友人知人の「おめでとう」メールに交じって、記念館からの連絡で、取材申し込みを直接振るので受けてほしいということで、最初の電話はまだ運転中の12時5分。RKB九州毎日放送ラジオでした。『万葉集』というだけで、犬養万葉記念館に問い合わせが殺到することがまず驚きでした。ようやく犬養邸についてからは、犬養先生のみ霊様にご挨拶をするのもそこそこに、次々と入る取材の電話に対応し、新聞社5社、テレビ3社、ラジオ1社と、夕方には携帯電話が充電切れになったほど・・・。結果、2社のテレビ出演と、オンタイムのラジオ出演で、知らせる余裕もないタイミングでしたが、
気がついてくださった方もあったようでした。手元に何も資料がないままに話す大胆不敵さでした。明日は朝日新聞の朝刊にも出そうです。
私が背中がぞくぞくしそうな感慨を持ったのは、犬養先生のお誕生日の4月1日に元号の発表があったこと。また、取材を受けた私が偶然に犬養先生のお宅にいたことです。先生のみ霊様の前で、次々と聞かれるままにお返事しましたが、犬養先生のかわりにインタビューを受けているような錯覚でいました。犬養先生は平易な言葉で『万葉集』を広く世の中に伝え、万葉ファンを増やされた功績が、文化功労者してたたえられましたし、天皇家とはご縁も深く、特に昭和天皇とのエピソードが有名ですが、次期天皇となられる浩宮徳仁皇太子殿下とも、学習院時代の飛鳥旅行の折に犬養先生がご案内されたことがあり、思い出の記として、歌会始でその時のことをご披露されています。
その皇太子さまが即位され、新元号が初めて中国文学の故事来歴などではない「国書」(この表現もびっくりしましたが)からの引用として『万葉集』が注目を浴びることになったなんて・・・。何てミラクル!本当に信じられません。
先生がご存命であったなら、どんなにか喜ばれたことと思います。今日の思いがけない「えにし」に感謝や、感激しながら、本当に長い1日を過ごしました。果たして犬養万葉記念館館長として責任が果たせたかどうか、気になるところですが、取材をきっかけに記念館に来てくださる方も増えることでしょう。また、これからのメディアも含めた『万葉集』ブームの過熱もしっかり見定めながら、私たちも新たな令和時代の万葉発信が期待されていることでしょう!
きょうは、本当にドラマチックな4月1日でした。

新年あけましておめでとうございます。

年末、年始は天候も穏やかで、寒さもほどほど。落ち着いて新たな年を迎えられたように思います。

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4日から仕事始めとなりますので、犬養万葉記念館に最も近い岡寺を訪ね、弥栄と安全をお祈りしてきました。やはり多くの参拝客でにぎわい、活気に満ちていました。花の寺だけあって、椿が咲きはじめ、梅やシャクナゲもほころびかけており「暖冬」であることも実感しました。

そして、昨年は没後20年という感慨深い年となりましたが、明日からまた新たなスタートの気持ちをもって臨めますように、犬養万葉の原点である甘樫丘に登り、犬養先生の1号歌碑をの前で、しっかり明日香風の万葉歌を朗唱してきました。犬養万葉記念館も徐々に変革の時を迎えてきたように思います。時代に沿った記念館を目指して、またみなさんのご協力を得ながら今年の新たな展開がを楽しみです。

本年もどうぞ気軽にお立ちより頂けますよう、皆様のご来館をお待ちしております。

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