ホームページの心機一転です。

FBで簡単に報告や告知ができますので、つい、ホームページの館長日記を怠って居りました。もう少し、まめに綴っていきたいと反省しきりです。

さて、新年度を迎え、ホームページも画像や個別のカテゴリーが見やすいようにと、少し変更してみました。

季節を告げる木々や草花なども増え、イベント報告も加えた「記念館の四季」写真として今後も公開していきたいと思います。

また記念館の多目的ホール(つばいちホール)のレンタルについての一覧や、(今後の消費税の増額も視野に!?)、少しだけ金額の改定もございますので、ご確認ください。

ホームページ、FBの充実によってますますの情報発信に努めたいと思います。

どうぞよろしくお願いいたします。

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新年書き初め展によせて。


今年で4回目の「新年書き初め展」を開催中です。
岡本館長になった年が、犬養孝先生の干支でもある「未」年でしたので、「ひつじ」をテーマとした書き初め募集をいたしました。
もう少し応募の範囲を広げたかったのですが、とりあえず明日香小学校の当時の城本校長先生のご理解を頂き、対象は明日香小学校の児童たちに絞りました。

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昨年は「さる」昨年は「とり」そして今年は「いぬ」がテーマです。
「テーマ」の言葉に対する反応も含めて、言葉遊び的な作品も毎回期待しております。

今年の大賞作品は、4年生の赤松里咲さんの、書と添えられた狛犬の絵も素晴らしく、画家の烏頭尾先生の賞も受賞といううれしいダブル受賞となりました。本当におめでとうございます。
また、工夫して絵と書のコラボ作品や、干支の「戌」をはじめ、たくさんの「犬」作品が楽しい今年の展示となりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

大賞・烏頭尾精賞    赤松里咲(4年)
鈴木葩光賞       松谷美弥妃(6年)
アイデア賞       山崎悠生(2年)
犬養万葉記念館賞    森田陽奈(6年)
岡本館長賞       辰巳 凛(2年)

残念ながら入賞者はありませんでしたが、5年生の学年カラーというか、個性が光りました。
みなさん、素晴らしい作品ありがとうございました。1月30日まで展示をしております。ぜひ子どもたちの作品を観にご来館ください。

思いがけないご厚意♡

新年早々、大変恐縮する、ありがたい出来事がありました。
かつて犬養先生とご一緒に万葉旅行にされてから、「万葉ファン」として、ご転勤先でも万葉カルチャー講座に参加されたり、関西に戻られてからは「万葉の大和路を歩く会」に参加されて、「万葉の旅」を楽しんでおられる鴻上夫妻。
新居浜ご出身の鴻上さんが、地元の同窓会に帰られて、万葉の旅や近況などをお話しされた時に、犬養先生のことや、犬養万葉記念館の様子などをお話しくださったそうです。その時に同級生の方々が「犬養万葉記念館」のためにと集めてくださったご寄付をお持ちくださったのです。思いがけないみなさんのご厚意と、ご寄付に正直驚きで戸惑いました。鴻上さんは、私が納得できるようになつかしい「犬養先生との旅」の写真などもご持参下さいました。いまなお「万葉の魅力」に惹かれてご夫妻で、万葉旅行に参加されたり、ご自身で素晴らしい万葉写真を撮られて毎年「カレンダー」として親しい方々に届けておられることなど、たくさんうれしいお話を伺い、感心いたしました。きっと犬養先生もそばで耳を傾けておられたことでしょう。恐れ多くもありがたく拝受させていただくことにいたしました。鴻上さん、同級生の皆様、本当にありがとうございました。心より御礼申し上げます。

新年、あけましておめでとうございます。

2018年、平成30年を迎えました。皆様方におかれましては、つつがなく、穏やかな新年をお迎えになられたことと存じます。

昨年は、犬養孝先生の生誕110年という節目にあたりましたが、犬養先生を偲ぶ記念展、若菜祭、観月会はもとより、新年早々より1ヶ月間にわたり古代衣裳研究家の山口千代子先生の「冠位12階」の復元を記念した古代から奈良・天平時代までの素晴らしい「古代衣裳展」を開催させていただきました。そして年間を通じて、講演会・コンサート・イベントなど大変有意義で、魅力ある機会を提供できたことに、館長としても満足をしております。それらもすべてはご来館・ご参加頂いた皆様方のおかげで盛会であったということで、記念館が皆様方によって支えられていると言う実感をより強く感じました。本年は、犬養先生が亡くなられてから20年。ご神道のお家柄ですので「20年祭」というご神事を行う年でもあります。記念館の庭にある「山清水歌碑」は、犬養先生の奥様が亡くなられて20年祭の折に書かれた「色紙」をもとに建立されたもの。奥様の20年祭に立ち会ってきた私は、今年また犬養先生の20年祭にも同席させて頂くことと思います。「20年の月日」を思う今、明日は成人の日。20年前に誕生した若者に、月日の重みを感じます。

本年も変わりませず、どうぞよろしくお願い致します。

館長万葉講座

今年も12月10日で、1か月に1度の今年の「館長万葉講座」が終了しました。記念館がリニューアルしてから、展示館の様相は薄まりましたが、やはり「犬養孝先生」=『万葉集』の発信は不可欠ということで、不肖教え子の岡本が「館長講座」として続けております。やはり継続は力です。毎月の積み重ねですが数えてみますとなんと35回行っていました!

明日香村での講座ですので、通りがかりの観光客が受講してもOKですし、決まった生徒さんでなくても、その時に都合のよい方が参加されたら良いと割り切っていますので、1話完結の気ままな講座です。ありがたいことに犬養先生の映像をご紹介したり、音声を聞いていただくための資料は整っていますので、毎回犬養先生の「出演」は、没後20年近くたちますが、いつ見ても聞いても新鮮な学びがあることに、感激です。

岡本館長の多忙のせいで、固定した講座日程ではないので、みなさんにご迷惑もかけているようですが、2018年も引き続き、記念館発信として、『万葉集』の魅力や、いろんな引き出しをみなさんと開けていきたいと思っています。

2018年は1月14日(日)が講座始めです。どうぞ皆様ご参加くださいませ。館長、がんばりま~す!!!

仲秋の名月

月
2017年の十五夜(旧暦8月15日)は、今夜の10月4日でした。夜空の本当に美しい月を観ながら、明日、高岡万葉まつりに出発する準備をしています。
犬養万葉記念館では、先駆けて9月30日(土)、石舞台公園で第50回万葉の明日香路に月を観る会を開催しました。50年前、犬養先生がお月見をされた場所は甘樫岡。私も犬養ゼミに入ってから、犬養先生に橿原神宮から歩いて甘樫岡の北斜面から登ってくるように・・・と教えて頂き、参加したことをなつかしく思い出します。月見の宴は、八雲琴・尺八・琴演奏、詩吟などを聞きながら、お弁当を頂き、犬養先生の書かれた万葉歌の短冊が添えられた竹筒の月見酒を飲みながら懇親をする・・・そんな機会でした。その後今日まで、川原寺や、石舞台公園の中でも場所を変えて、続いてきました。平成10年の月見の会は、犬養先生が逝去され、観月会がちょうどお通夜と重なりました。犬養先生とお別れをするのに葬儀場へ行かず、明日香村の観月会の会場で、月を仰ぎながら犬養先生を偲ばれた方を、私は何人か存じ上げています。ゆえに私にとって「月」は、犬養先生を偲ぶよすがとして本当に大事なものです。今年は犬養先生の生誕110年の年。犬養万葉記念館でも今年は意識して、恒例の行事も「記念事業」として行っていますが、お月見の会も、第50回も初回と同じ、犬養先生のコンセプト「飛鳥の方々と一緒に楽しむ」ことを旨とし、八雲琴、そして飛鳥太鼓の方々にも出演協力して頂きました。DSCF1101DSCF1333
そして、参加者の方にも「万葉朗唱」パフォーマンスをお願いしました。みなさん「役者」です。
メインのコンサートは、ムーンライトコンサートと銘打って、万葉うたがたり会の園田知子バンド、トリプルSなんちゃーずの出演。「月」をテーマに歌演奏を楽しみました。私の万葉曲も3~4曲あり、しみじみ聴くと満更でもなく・・・。(笑)DSCF1210
夕方の冷え込みが強くて、プログラム終了後、早々に散会しましたが「上弦の月」をはっきりきれいに見ることが出来ましたので、参加者も満足してくださったことと思います。

今夜も月を仰ぎながら、私たちの心に「やさしい光」を注いでくれる「月」がまさに犬養先生であることを思います。この時期に犬養先生が天国へ登られたこともあり、仲秋の名月は特に感慨深い「月」です。

第15回万葉の歌音楽祭、大賞は「うたよみどり」の「万葉桜」に決定!

9月18日に開催されました第15回万葉の歌音楽祭、大賞は「うたよみどり」の「万葉桜」に決定。演奏には加わられなかった佐々木勇介さんの受賞でした。ピアノ・バイオリンのアコースティックなサウンドに、歌唱力豊かな「万葉歌」歌唱に、観客の一般審査も最多得点を獲得されました。明日香賞は、山上憶良の「貧窮問答歌」を歌われた東林正弘さんと審査員特別賞の「浦島」を歌われた瀧野尚子さんは、「長歌」に挑戦された大作でした。審査員を悩ませた大接戦は、音楽祭のレベルを感じさせる素晴らしい内容でした。ご出演のみなさま、お疲れ様でした。

万葉うたびとコンサートat犬養万葉記念館

DSCF9452今年も第15回万葉の歌音楽祭が予定されていますが、月日を重ねるにつ入れてイベントとして定着し、また応募の方々のレベルがあがり、作品も『万葉集』への意識、こだわりが強くなって来られることに、15年間の積み重ねをしみじみ感じます。また、応募者・入賞者それぞれがライバルですが、しかし「音楽祭」をめざされる同志であり、人間関係も生まれてきました。

昨年秋に試みとして有志で「万葉歌姫コンサート」が開催されました。万葉の歌音楽祭の歴代の大賞受賞者の女性4名が出演されましたが、大変好評で、今更に『万葉集』が歌になるなんて・・・という驚きや、音楽の楽しさに来場者の方々には楽しんで頂けました。その経験から、第1回から昨年までの「入賞者」を対象に同窓会的な再会も楽しみとした、また歌姫だけでなく男性も含めて「万葉うたびとコンサート」とリニューアルして開催されたのが今回です。昨年の会場は大和高田市のさざんかホールで行いましたが、今回は発信元である犬養万葉記念館を会場にして頂きました。また、時期的にも飛鳥→奈良の誇る行事として「ムジークフェストなら」にも登録したコンサートともなりました。

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6組の出演者、検校たかおさん、縄文さん、小楽師さん、ナオさん、松田郁美さん、万葉soulのステージは個性や音楽性や演奏スタイルなど、それぞれに異なりましたので、初めて聴かれた方もとっても楽しかったのではないでしょうか。また、衣裳や振りもあり、出演者の世界があって、目でも楽しんで頂けたことと思います。

今回の出場者以外にも、万葉の故地や地元で「万葉の歌」を通して、貢献しておられる方もあります。犬養先生は「歌は心の音楽である」と教えてくださいましたが、先生の御霊は弾む歌心、切ない歌心、素朴な歌心を聴きながら、喜んでくださったことだと思います。またこのような機会がありますように・・・、そして今週の万葉の歌音楽祭に向けて、再び切磋琢磨して頂き、万葉ソングをご披露頂きたいと願っております。最後になりましたが、お世話頂きました竹中さん、村尾さんに心より御礼申し上げます。

 

ピアニスト山田剛史さん

奈良県主催の「ムジークフェストなら」の演奏会場となって2年目の今回は、ピアノのソロコンサートが開催されました。昨年は館長の希望のアーチストにお願いしたいということで、トゥジュール・サクソホンアンサンブルの方々に素晴らしい演奏をして頂きました。そして今年は以心伝心、私の期待のアーチストを奈良県から打診してこられたのです。奈良市内(登美ヶ丘小学校)出身の山田剛史さんでした。実は、山田さんは以前、岡本館長の個人サロンでコンサートをして頂いたことのある身近な知人でしたので、偶然の機会と再会にうれしい機会となりました。DSCF9419
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県への申し込みは約200名。それを記念館ホールの定員に合わせて抽選が行われました。多くの方々が悔しい思いをし、いらっしゃれなかったことを申し訳なく思います。
当日の演奏曲は、バッハのフランス組曲第5番と長調、貴重なシェーンベルク3つのピアノ曲、あとは「海」をテーマに、ラヴェルの「洋上の小舟」、ショパンの「舟歌」、ドヴィッシーの「喜びの島」でした。
記念館に響く久しぶりのピアノの調べに、引き込まれる心地でした。
まだ35歳という若さですので、ご自身の演奏の意欲も豊かで、いろんな作品に臨んでおられます。次回のリサイタルでは、80分のバッハの大曲に挑まれるそうです。
また、クラシックの普及も兼ねて、小学校や公民館などへの演奏も積極的になさっておられる様子、なかなかです。
もちろん演奏にも性格や個性が現れますが、終始礼儀正しくやさしい青年の山田剛史さんでした。
余談ですが、初めてお目にかかったきっかけは、灘中・灘校OBのお母さんの会で、出演されたことでした。甥っ子の少し先輩にあたります。頭脳明晰の上、芸術的天分にも恵まれた山田さんをうらやましく思いつつ、またこれからも応援したいと願いつつ・・・あれから3年です。記念館でのご出演に心から御礼申し上げます。今後のご活躍を楽しみにしております。またゆっくり明日香村へ遊びに来てくださいね。
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清原和義先生没後20年を偲ぶ・・・。

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犬養万葉記念館は蔵書をはじめ、私物も含めて犬養孝先生が明日香村へ寄贈された数々のものが収められているが、犬養先生の後継者と目されておられた武庫川女子大大学名誉教授の清原和義先生の蔵書や色紙、写真なども多く寄贈されており、お二人の館と言っても過言ではない。その清原先生は、残念ながら犬養先生より1年早く亡くなられ、犬養先生の落胆ぶりは今も忘れることのできない光景が思い出される。6月で没後20年を迎えられることから、私たちも良い機会だと思い、シリーズ「犬養先生を語る」➂として、兄弟弟子にあたる山内英正さんに「清原先生と犬養先生」というテーマでお話をして頂いた。ありがたいことに、清原先生の奥様や、ご長女の佐紀さんもご出席くださり、武庫女のかつての教え子たち、また興味を持ってきてくださった方々等、20余名が参加してくださった。山内さんも懐かしい貴重な資料をご持参くださり、つい昨日のことのように、お話に聴き入った。DSCF9278
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清原先生の誠実で、恩師への責任感と思いやりあふれる姿や、山内さんとの兄弟のようなやりとり、清原先生の功績とこだわり、細やかなエピソードに、笑いと涙の交叉する貴重なひとときとなった。ご家族もきっと、家庭人とは違った清原先生の人間性を垣間見られたことだろう。現在ホールでは、清原先生が写された写真パネルの展示をしている。学生時代みんなのうちで「犬養先生で万葉を楽しみ、清原先生で万葉を学ぶ」という納得があった。犬養先生と共に、共通の同志として多くの方々から慕われておられた清原先生。万葉風土研究会(万風研)からも立派なお花が届いた。お別れして20年という月日は長いけれど、決して風化しないみなさんの心を確認した機会でもあり・・・。記念館では清原先生の蔵書などもともに配架しておりますので、またどうぞ手に取ってご覧くださいませ。

清原先生、永遠に・・・💛