令和6年6月30日(日) さわらび講演会 -『翔風』にみる犬養孝と教え子たち-
- 演題:『翔風』にみる犬養孝と教え子たち
- 時間:13時~15時(開場 12時30分)
- 講師:山内英正氏(犬養万葉記念館に協力する会前役員)
- 参加費:無料(要申込)/先着30名
犬養孝先生は、昭和17年(1942年)、35歳の時に台湾総督府台北高等学校の教授として、1月に基隆上陸、着任された。しかし、昭和20年3月には台湾で現地招集され、陸軍二等兵13862部隊に所属し、現地で終戦を迎えられた。その後、昭和21年3月に引き上げ、紀伊田辺に上陸し、以後犬養先生の大阪での生活が始まっていく。
旧制台北高等学校の学友会誌『翔風』全26号が、2022年に台湾で復刻出版された。犬養孝教授が講義のみならず文化部文芸班の顧問として、生徒の学術研究や文芸創作に多大な影響を与えたことが読み取れる。『台湾万葉集』の編者である呉建堂はよく知られているが、林本源家の嫡流、林宗毅も短歌と俳句の創作に終生励んだ。
今回、犬養と台湾での教え子たちに関わる新資料も紹介する。(山内談)