「犬養孝ものがたり」
昨年コロナ禍のため開催できなかった「犬養孝ものがたり」の講談会をリベンジ。犬養万葉記念館の企画イベントでしたが、やはり三密を避けるということで、明日香村健康福祉センターたちばなのかんなびホールにて、完全申込制で行いました。
4代目玉田玉秀斎さんとお弟子さんの玉田玉山さんのお二人の出演で、「犬養孝ものがたり」は実は、昨秋岡本三千代の万葉うたがたりコンサートで、玉秀斎さんに1度語って頂いており、今回は玉田家の持ちネタ?出し物の1つとして出来上がった作品を玉山さんに引き継がれて披露された記念すべき機会だったそうです。今回は演じられる内容だけでなく、前後で講談の歴史、「講談」とは、そして師匠のプロフィール、玉田家についてなど、いろいろ側面のお話も聞かせてくださり、演目以外にも楽しめました。ご配慮に感謝しております。メインの犬養孝ものがたりは、まさに先生の人生を語って頂き、犬養先生が、徳川家康やと真田幸村のように「歴史的人物」として語られたことに驚きと感慨がありましたが、しみじみ犬養先生のドラマチックな人生を顧みることもでき、なつかしい時間でもありました。
師匠の玉秀斎さんにはトリで徳川家康の1席を語って頂き、私たちは新作、古典作品の両方を聞くことができました。お弟子さんの玉山さんは今後「万葉ドラマ」も語ってみたいと意欲があり、それならネタ作りには私も積極的にご協力したいと思った次第です。(笑) 雨とコロナ禍で「満員」にできなかったことが悔やまれますが、これをきっかけに明日香村でも再びこのような機会がもてるようになればいいなと思います。限られた時間に玉秀斎さんは亀石まで散策してくださいました。合間に少しだけ「あすかルビー」を食べて頂き、もっと明日香村に親しんで頂きたいな・・・と思いつつ、念願の「講談会」を終えることができました。ご参加くださいました皆様ありがとうございました。これが最後の館長企画イベントでした。バンザ~イ!!!