河内音頭を聴く会in明日香を終えて・・・。

 

連日の猛暑の中、盆踊りの時期を迎え本格的に稼働されている河内家菊水丸さんの独演会が、当記念館でも催されました。菊水丸さんは盆踊りでは櫓の上で「音頭を取る」歌い手ですが、記念館では「河内音頭」で謡われる「作品」を語りとしてじっくり聴きたいということで「河内音頭を聴く会」を毎年催しています。

今年の出し物は、「元禄繚乱、大石書き損じの掛け軸」と「祐天吉松」の二席。人情ものゆえ、涙ぐんで聞かれた方もあり、来てよかった・・・とお客様が満足してくださったことは本当に嬉しいことでした。私は途中記念館への来客の対応もあり、落ち着いてゆっくり聞けなかったことは個人的に残念でしたが、出し物の間の菊水丸さんの軽妙なトークや、お客様に対するサービス精神は本当にプロフェッショナルであることを教えて頂きます。

今は、1つの課題として、数年前から「聖徳太子物語」に取り組んでおられ、和太鼓の三条史郎さんが歴史資料を紐解きながら、河内音頭としての作品を作っておられます。毎年1作づつ加わり、もう5作になられたとか。あと3作だったか、完成まで大プロジェクトとして「新作」にも挑戦されています。伝承芸能の継承と、新たな作品作り、また「日本・大阪」の代表的な芸能としての活躍など、精力的に活動されている中、「岡本」とのご縁を大事にして頂き、犬養万葉記念館で「独演会」を催してくださるご厚意に心からありがたく思っています。
ギターの石田雄一さんは、作曲家(通称:朝潮橋のバッハ)でもあり、白浜のアドベンチャーワールドのテーマ曲で有名ですが、翌日パンダの良浜(らうひん)がオメデタか?!とのニュース!タイムリーでした。

あえて失礼を申し上げると、こんなに身近に日本人の琴線に触れるような語り、話を聴くことができる貴重な機会であるのですが、お客様は村外からの方が多く、明日香村の方は残念ながら記念館やイベントについて関心を持って来てくださる意識の高い方々で、記念館近辺の方々の参加のないことが不思議でもあり、非常に残念です。明日香村で開催できることのメリットを大いに共有して頂きたいと行っている記念館イベント、今後も私たちの課題は続きます。