12月4日(日) 「記・紀・万葉」朗唱フェスティバル

明日香村万葉朗唱の会発表会 「記・紀・万葉」朗唱フェスティバル

館長の企画・演出による犬養万葉記念館が主催する事業です。明日香村伝承芸能保存会の万葉朗唱の方々の発表会です。

併せて「朗唱」をいろんな形で楽しむプログラムです。ゲストでは高岡市や三宅町のコーラス、「万葉の歌音楽祭」今年度大賞受賞者などの出演もあります。

日時: 2016年12月4日(日)13時開演(12時30分開場)
会場: 明日香村中央公民館(松下記念講堂) 明日香村川原91-1
費用: 無料

明日香村伝承芸能保存会には歴史的復元・継承文化の「南無天踊り」「八雲琴」「飛鳥蹴鞠」とともに「万葉朗唱」の4部門があります。昭和61年に明日香村の名誉村民となられた万葉学者で文化功労者の犬養孝氏の万葉歌を朗唱されるスタイルが、「犬養節」として一世を風靡し、日本各地の万葉ファンに定着しました。南都明日香ふれあいセンター犬養万葉記念館で犬養孝氏を顕彰する中、明日香村でも犬養孝氏の「万葉朗唱」を原点として大切にし、伝承芸能の1つとして引き継いでくださっております。
日頃の活動だけではなく、村民の皆さまにも見ていただく機会として、このたびは少し角度を変えた「万葉朗唱」の発表会を企画いたしました。
出演者のそれぞれの個性を生かしながら、また、より記紀万葉の世界に親しんで頂けるようにプログラムも工夫してみました。奈良県では、あたかも記紀万葉プロジェクトの事業中でもありますので、『万葉集』だけではなく『古事記』『日本書紀』『懐風藻』など、あらたな「朗唱」にも挑戦しております。

<プログラム>
第1部「大伯皇女ものがたり」
昨年4月、橿原市・高取町・明日香村共同の「日本国創成のとき~飛鳥を翔けた女性たち~」のストーリーが、日本遺産に認定されました。日本が「国家」として歩みを始めた飛鳥時代に、この国造りを牽引したのは女帝であり、文化や宗教の面でも女性の力強い活躍があったことから、女性が活躍したストーリーを国内外に発信し、「飛鳥」の魅力を広めるもの・・・という趣旨です。私たちは飛鳥時代の「万葉歌6首」に残された側面史に光を当て、非業の死を遂げた大津皇子の姉、大伯皇女の生涯を通して万葉を語ります。

第2部「記紀万葉歌」~朗誦・朗唱から歌唱へ~
記紀万葉の古代文学が、どのように生まれ、伝わり、詠まれていたかについては定かではありません。ただ声に出して披露したり、詠い継がれていき、文字として残ったことが、飛鳥時代を生きた人々の心情を、いま私たちが実感したり、共感できるのです。2部では「詠うこと」をそれぞれの個性でもって表現するプログラムです。「万葉を歌う」ことの楽しさを味わっていただくステージです。

<お問合せ>
南都明日香ふれあいセンター犬養万葉記念館
〒634-0111 奈良県高市郡明日香村岡1150
電話:0744-54-9300 メール:info@inukai.nara.jp

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