平成29年9月28日(木) 犬養孝生誕110年・没後20年 記念展「犬養万葉-明日へつづく道」

9月28日(木)犬養孝生誕110年、没後20年 記念展

「犬養万葉-明日へつづく道」

期日: 平成29年9月28日(木)~10月31日(火)
主催: 犬養万葉記念館に協力する会

協力: 南都明日香ふれあいセンター犬養万葉記念館

 

万葉学者・犬養孝は『万葉集』の魅力を全国に普及した第一人者。生誕110年、没後20年目のいまも、犬養が種をまき、生涯尽力された万葉ブームは衰えません。犬養は生涯、万葉のふるさと飛鳥を原点に、奈良・大和から日本全国の万葉歌ゆかりの地をめぐり、万葉歌の背景である万葉の故地の大切さや、景観保全やふるさとつくりに協力をし、情熱的な活動で多くの人々から強く支持され、万葉ファンを広げられました。特に犬養が名付け親とも言われる明日香村について、教え子の政治家や、五高時代の先輩である佐藤栄作首相を動かし、明日香村特別保存法の立法を実現させ、宅地開発や、土地造成から守られた明日香村で今もなお、古代のロマンの解明に繋がる発掘が続けられることは、まさに犬養の功績である。

このたびの展示を通して、若い世代の方々や、犬養万葉記念館を訪れる方々に、あらたに「犬養孝」を知っていただく機会としたい。そして『万葉集』や、明日香村の特色について、何か気づいて頂く事ができたら・・・と願っている。

◆展示◆
犬養の生涯をたどり、ロングセラーの『万葉の旅』『改訂新版 万葉の旅』の取材ノートや、大和から全国の万葉故地を紹介。明日香村甘樫丘に犬養が初めて揮毫した歌碑「明日香風」などパネルや書・歌碑拓本、万葉故地の写真を展示。
◆上映◆
①『犬養孝の生涯-青春篇・万葉編』 東京・上野で誕生した犬養の生涯を上映。
②『犬養孝と歩く万葉の大和路』   万葉歌に彩られた大和路を参加者と歩く臨場感のあるビデオです。
③ “犬養節”の朗唱         犬養節の高らかな万葉歌の朗唱を聞いて楽しいひとときを・・・。