dscf6455

飛鳥アートヴィレッジ展

dscf6477
「南都明日香ふれあいセンター」犬養万葉記念館の施設として、究極の開放を行っている「飛鳥アートヴィレッジ展」は、中日を迎えました。閑散期の明日香村のこの時期に、連日100名近いお客様がご入館くださるのは、ありがたいことです。もちろんこの企画展を目指して来られる方も多いですが、今秋の「紅葉狩り」の素晴らしさは、明日香村も例外ではなく、飛鳥の錦秋を求めてこられるお客様と、また犬養先生に会いに来てくださる方など、幸運なタイミングとなりました。27日まで開催をしておりますので、できるだけ多くの方々にご来館頂きたいと願っております。
さて、アートヴィレッジという「作品展」に出品されたアーチストは公募で選ばれたお3人。主催の明日香村は「古代ロマン」のイメージから、日本の芸術・文化の発信基地として今後「明日香村」の存在価値・意義を広めていきたいという大きな夢があります。そして、今後はアーチスト登竜門となるような展覧会への発展を望んでおられるようです。前回までは、「空間」「野外」と言った明日香ならではの会場での開催でしたが、今回初めて「屋内開催」ということで、犬養万葉記念館がお役に立ったということになります。
現在指定管理施設となり、記念館というよりは村民のための施設となりましたが、村を挙げての行事にはこれだけ多くの職員が公私に関わられるのだという現実も垣間見、施設の在り方も考えさせられました。今は大半ギャラリーとしての体制、対応ですので、犬養、また万葉ファンには申し訳なく思っておりますが、9日間だけですので、お許し頂きたく思います。
作品展を見て私が思ったことですが、優れた3人のアーチストの中で、京都からほぼ連日記念館へ来て見学者への対応をしてくださっている切り絵の望月めぐみさんに、私はまさに「飛鳥アートヴィレッジ」の成果を感じさせられております。公募選抜が決まってから、テーマへの取り組みなど、個人の日記を通してつづられていますが、結果として完成し、展示されている作品もご自身が何をやりたいかという非常にメッセージ性のある具体的なものです。切り絵というテクニカルな芸術とは別のアイデンティティというのでしょうか。そして私が何より彼女を評価したいと思うのは、取材で関わられた明日香村の方々との人間関係の構築や、明日香村に対する「関心」の深さに敬服しています。
今日はワークショップがあり、子どもたちへの指導の後、私たちがやるべき会場の掃除まで自らして・・・。アーチストのこの作品展に対する気持ちが伝わることが、代わって説明をしたりご案内・お手伝いをする記念館の励みになります。京女らしい着物姿は、彼女の「個性」の一端でもあるでしょう。「飛鳥アートヴィレッジ」という作品展の成果が少し見えてきたような気がします。