11月13日(日) 秋の万葉植物野外講座

秋の飛鳥の万葉故地を歩き、万葉植物の観察と史跡の見学を行います。馬場吉久講師の万葉歌朗唱 (犬養節)を交えての楽しい解説を聞きながら、明日香の自然や歴史に触れて見ませんか。今回の万葉植物野外講座は40回目にあたります。今回は南都明日香ふれあいセンター犬養万葉記念館より、岡寺の参道、治田神社(はるたじんじゃ)、酒船石(さかふねいし)遺跡を通り小原(おはら)へと歩きます。小原は万葉の「大原の里」で、鎌足(かまたり)生誕の地。また、大原の里に住んでいた大伴夫人(おおともぶにん)と天武天皇の間には、雪の日のユーモアにあふれた歌のやり取りがあり、大原神社に万葉歌碑があります。次に、御田祭(おんたまつり)で有名な飛鳥坐神社(あすかにいますじんじゃ)、飛鳥の甘南備です。さらに、天智天皇の作った水時計の跡と推定されている水落(みずおち)遺跡を経て、飛鳥川へ。飛鳥川河津(かわづ)万葉歌碑、なでしこ万葉歌碑、古宮遺跡(推古天皇の小墾田宮(おはりだのみや)推定地)、豊浦の盟神探湯(くがたち)で有名な甘樫坐神社(あまかしにいますじんじゃ)、向原寺(豊浦寺)と難波池推定地を経て甘樫丘へ。犬養孝先生揮毫の
采女(うねめ)の 袖吹き返す 明日香風 都を遠み いたづらに吹く   志貴皇子(しきのみこ)(一・五一)
の万葉歌碑を見学後、甘樫丘頂上の万葉展望台から、四囲の景色を眺めます。さらに、甘樫丘の植物園路のまゆみ、小楢(こなら)、白橿(しらかし)、橡(つるばみ)などの万葉植物を観察しながら歩きます。多数の参加をお待ちしています。

日 程  平成28年11月13日(日)
集 合  午前10時15分 南都明日香ふれあいセンター犬養万葉記念館
講 師  馬場 吉久 氏 (全国万葉協会役員・紀伊万葉ネットワーク副会長)
コース  犬養万葉記念館 → 岡寺参道 → 治田神社 → 酒船石 → 大原市柴万葉歌碑
→ 大原神社 → 飛鳥坐神社 → 水落遺跡 → 飛鳥川河津万葉歌碑 →
なでしこ万葉歌碑 → 古宮遺跡(小墾田宮推定地)  → 甘樫坐神社 → 難波池跡
→ 明日香風万葉歌碑 → 甘樫丘 → 飛鳥京跡苑池 → 犬養万葉記念館
(徒歩約8km、天候によりコースを変更することがあります。)
定 員  40名 (先着順・要申込)
参加費  1,000円 (小学生以下無料、当日受付)
持ち物  弁当、水筒、雨具の用意、動きやすい服装・靴、ビニールシート

<お申込み・お問合わせ>

634-0111 奈良県高市郡明日香村岡1150
南都明日香ふれあいセンター 犬養万葉記念館
TEL: 0744-54-9300 FAX: 0744-54-4200
E-mail: info@inukai.nara.jp

電話・ファックス・ハガキ・e-mailにて承ります。
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